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「アイチャレンジ」が子どもたちに届けたいもの
~好きなことを、英語で、誰かのために~

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オンライン英語スピーチコンテスト「アイチャレンジ」

子どもたちが「好きなこと」を英語で表現し、誰かをハッピーにするアイデアを発表するオンライン英語スピーチコンテスト「アイチャレンジ」。今年度も4月から募集が始まり、9月末まで、誰でも無料で応募することができる。英語でのスピーチを撮影した動画を提出し、第一次選考が行われ、コンテスト最終選考は12月、全国FINALステージをライブ配信で行い、審査員には大学教授などの有識者も参加する。

2022年、創業50周年のスペシャルイベントとして産声をあげたこの企画は、テーマや名前を変えながら、毎年開催が続いている。前身の「ドリームサポートプロジェクト」の頃から運営に携わってきた河野と、企画・推進リーダーの神原に、このプロジェクトに込めてきた思いを聞いた。

「上手に話す」ことより、「伝えたい想い」が主役

小学生対象のオンライン形式スピーチコンテスト、「アイチャレンジ」。一言で表すなら、「自分の『好き』で誰かを笑顔にする英語チャレンジ」だと神原は言う。決して、英語が得意な子だけが参加して、流暢に綺麗な発音で素晴らしい単語をたくさん使ってスピーチする、というものではない。もちろん、本コンテストは、単に「英語の巧拙や発音の綺麗さ」を競うものでは決してない。

大切にしているのは、「主体性や当事者意識の育成」「自己肯定感や自信の獲得」「すべての子どもたちへ挑戦の機会を開く」といった想いだ。いずれも、学校や様々な教育空間で大切にされる教育思想である。

スピーチのテーマは、「あなたの好きなことで、だれかをハッピーにできるアイディアはありますか?」というもの。「地球環境の保全」等のようなハードルの高いテーマではなく、「まずは身近なことや「自分の得意なこと」から考えて、英語で表現してみよう」というのが、このプログラムの主旨だ。

一通の手紙が、世界を広げた

その思いの根っこには、神原自身の体験がある。
小学生の時、英語で発音して自分の言葉が伝わった際に、褒めてもらった。それが、英語を好きになるきっかけだった。当時、小学校の先生の友達に勧められて海外に手紙を書いてみたところ、返事が届いた。「英語でコミュニケーションを取れた!」そのことが、とにかく嬉しかった。
高校生の時には、修学旅行先の台湾でペンパル(=文通友達)を絶対に作ると決め、現地でとある一人に声をかけた。その人との手紙のやり取りは、10年以上ずっと続いた。「自分ならできる」「英語で友達を作りたい」。そうした小さなステップを踏みながら、やりたいことがどんどん増えていった。

子どもたちにも、「英語を使いたい、もっと伝えたいという思いを広げ、その先で『自分だからこそ』と自信を持っていってほしい」と思えるような、そんな体験を届けられたら。
それが、神原の願いだ。

「ドリームサポート」から「アイチャレンジ」へ

「アイチャレンジ」の前身は、2022年に創業50周年を記念して開催された「子どもたちのドリームサポートプロジェクト 英語スピーチコンテスト」だ。テーマは「私の夢」。
全国の小学4~6年生からスピーチ動画で応募を受け付け、応募総数は約800件に上った。

同年11月20日の最終選考は、地区大会の代表たちがリアルタイムでスピーチする形式で行われ、Zoom配信を約250人の視聴者が見守った。
審査員には、上智大学短期大学部の狩野晶子教授と、弊社ALTトレーナーのデイブが務めた。

一般部門で最優秀賞に選ばれた児童は、耳が聞こえない友人との交流の経験から生まれた「手話通訳士になりたい」という夢を、手話表現を交えて英語で語った。帰国子女部門の最優秀賞は「精神科医になりたい」という夢を、明確な理由とともに力強く発信してくれた。飾らない、子どもたちの本気の言葉が、画面越しに多くの人の心を動かした。

ALTの「Good job!」が引き出す、子どもの笑顔

2026年度、「アイチャレンジ」は新たな一歩を踏み出した。応募した子どもたちを対象に、夏休み期間中のオンライン英会話レッスンを取り入れたのだ。
レッスンを受けた子どもたちへのアンケートでは、「レッスンを終えて、動画を提出する自信がつきましたか?」という質問に対し、約9割が「自信がついた」と回答してくれているという。応募段階のアンケートと、動画提出後のアンケートを見比べるのが今から楽しみだと、神原は声を弾ませる。

そしてそんな子どもたちのステップアップを大きく支えているのは、弊社ALT(外国語指導助手)の存在だ。「Good job!」「I like your English script very very much!」。「学校の場だけでなく、少しでも多くの子どもたちへ、コミュニケーションを取れた喜びを届けたい」。そんな想いを胸に、ALTたちはマンツーマンでスピーチコンテストへ応募した児童たちと伴走する。

最初は緊張して自己紹介すらできなかった子どもが、レッスンを進めてたくさん褒めてもらううちに、笑顔になり、そして最後には「楽しかった!」と、嬉しそうに答えてくれるようにまで、大きな変化を見せてくれている。

学校のALTたちを、子どもたちにとっての「人生を変えるヒーロー」へ

さらに、「アイチャレンジ」の挑戦は広がっていく。先のオンラインレッスンに加えてもう一つ強調しているのが「学校のALTによるサポート」だ。

夏休み前の6月・7月、そして夏休み明けの9月や10月。学校のALTたちのサポートももらいながら、前進していく。学校にALTが来たら職員室で質問していいし、放課後に相談しても良い。このコンテストのポイントは間違いなく「ALTが子どもたちの成長を支えること」にあると、河野は語る。

さらに2026年度のコンテストでは、「アイチャレンジコンテストALTベストサポーターアワード」を新設し、子どもたちの挑戦に寄り添い、成長を支えたALTの中から、特に優れた実践を行った12名をノミネートし、中からMVPを選出する。コンテストの目的や教育的意義をALTへ周知・浸透させることで、学校現場における児童への指導・サポートも促進していく狙いだ。

アシスタントから、「先生たちの真のパートナー」へ

学校の先生方からは、「教科書を進めるだけで精一杯で、ALTをうまく活かせていない」という悩みの声をよく頂く。
しかし、子どもを変え、成長を促進する上で、ALTの力は本当にすごい。神原はそう確信している。だからこそ今回、「アイチャレンジ」を進めるにあたってALTを強く巻き込んでいこうと考えた。

「インタラックだからこそ提供できる価値は、ALT事業を通じて培ってきた、先生とのティームティーチングや授業づくり、学校との協働、そして子どもたち一人ひとりに寄り添う姿勢など、教育を支援する実践的な知識と経験にあります。私たちは、その価値を『アイチャレンジコンテスト』という実践の場で具現化し、子どもたちの学びや成長を支える教育プログラムとして展開しています。」(河野)

ALT、学校、そして児童が、ともに学び、ともに成長できる教育環境を創出すること。それが、この取り組みの先に見据えるものだ。

子どもたちと家庭から届いた、たくさんの声

コンテストへ応募してくれた児童や保護者とやりとりを重ねるなかで、河野のもとにはこんな声がたくさん届いた。

「学校の英語しか知らない自分でも一生懸命覚えて最後までやりきれました。すごく緊張したけど楽しかった!」(児童)
「我が子がこんなに粘り強く頑張れるんだと感動しました」(保護者)

「学校でALTの先生と毎日練習したのが一番楽しかった!もうすっかり友達です」
「人前で発表できるほど英語が好きになれた」(保護者)

「自分の英語が伝わったのが嬉しくて、もっと勉強したくなりました!中学生になってもまた挑戦したいです」(児童)
「子どもが何回も原稿をやり直したり見直したりして、スピーチを何度も練習して本気で準備し、動画を撮影して提出しました。」(保護者)

もちろん、中には途中で諦めてしまう子もいる。それでも、本気で頑張った子どもたちやそれを支えてくださった保護者の方々からたくさんの感謝の声を受け取っている。

挑戦するその一歩に、すでに価値がある

インタビューの最後に、子どもたちへ届けたいメッセージを尋ねると、神原はこう語った。

「子どもの挑戦するその一歩、そのものに価値があると思っています。優勝しなければならない、地区大会に残らなければ意味がない、ということではない。
 結果が重要なのではなく、自分の意思で『よし、やってみよう!』と一歩を踏み出す気持ちこそが、成長に一番欠かせないものだと思っています。」

挑戦しようと思ったその瞬間から、すでに価値は生まれている。そしてそれは、日常の主体的な学びや、コミュニケーションへの興味へとつながっていく。
神原自身もまた、幼い頃はとにかく恥ずかしがり屋で、教室で一人、絵を描いて誰とも話さない子どもだったという。しかし英語をきっかけに、誰かと話したいと思えるようになり、
海外に興味を持ち、どんどん世界を広げていった。そして自分だってやれるんだ!という自信を得られたという。

「本当に、英語には大きなパワーがあると思っています。ぜひ『アイチャレンジ』に挑戦して、次のドアを開けてもらいたい。」

神原には、描いている光景がある。
応募してくれた子どもたちが、学校のALTのもとへ駆け寄り相談する。アイチャレをきっかけに、自分の好きなことが誰かの笑顔につながると知り、英語で人とつながっていく喜びを感じる。そして、「自分もできた!」と自信を積み重ねていく。傍で子どもたちを支えるALTは、一緒に良い発表にしようと頑張る。

「そんな光景が学校で広がれば、ALTが学校で活躍する幅がもっともっと広がっていくし、何より、関わるすべての人たちに『やって本当に良かった!』『この仕事をやれて本当に良かった!』と思ってもらいたい。」と神原は語る。

子どもの一歩が、ALTのやりがいを呼び、ALTの想いが、また別の子どもの一歩を支える。「アイチャレンジ」が目指しているのは、そんな循環のある風景だ。

今年度の「アイチャレンジ」の応募は、【2026年9月30日(水)まで】受付中です。

ご興味がある方は以下のQRコードを読み取っていただき、ぜひ奮ってご参加ください!

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